☆薬膳の王様 『枸杞』 乾いてしまうのを防ぎます
「枸杞」という実をご存じですか?
くこ、と読みます。
薬膳食材として、よく知られています。
これは、まつもとの友人が、実家(中国)に帰省して戻ってきたときにもらった、お土産。
甘くて、かんでいると、ほんのりチョコレートのような香りのする良品です。
ちゃんとした中国料理のお店で、杏仁豆腐などのスイーツを頼むと、上にちょこんと飾られてたりする、アレですね。
薬膳では、よく菊花と組み合わせて、お粥にしたり、お茶にして飲んだりします。
実は枸杞は、大きなパワーを持つ、薬膳食材なんですね。
働きは……
・「陰(=うるおい)」を補う働き
が高く、
・血を蓄える「肝」と
・精を蓄える「腎」
に入ります。
平たくいうと、
・加齢とともに減少する
・「肝」と「腎」の陰血を増やす
働き、すなわち、
30代後半以降の、
・目がスッキリしない
・髪がパサつく
・口やのどが乾燥がち(長電話すると声がかすれる、を含む)
・乾燥肌
・爪が弱い
・便が固め
・生理の調子が変わってきた
……
などを感じるときに、最適な薬膳、なんです。
思い当たりますか?
これらはどれも、「腎の働きが落ちてくることで、腎の次の臟である『肝』の血も減ってきて、身体が変化してきて」起こる現象。
端的にいうと「老化」ですが、中医学的には、
老化=「腎」の働きの低下
ですから、腎と、その先、具体的にいろんな症状を起こす肝にしっかり栄養を補っておくことが大事なんですね。
「人生50年」だった昔と比べ、格段に寿命が延びた、現代。
人生の後半戦を元気で、楽しく生きられるかどうかは、肝と腎の健康をいかに保つかにかかっています!
こんな大事な肝腎を補ってくれる枸杞ですが。
よい品物を手に入れるのも、結構大変です。
高品質の枸杞をフレッシュな間にしぼった、濃厚ジュースがあるので、まつもとや、まつもとの周りの「肝腎を補いたいお年頃」のひとびと(ゴメン!)は、そういうのを飲んだりします。
濃厚でおいしい。
余談ですが、「腎」の働きが落ちてきて、「肝」の担当する各所に次々異常が発生して……・というのは、
「更年期障害」
の起こる仕組みでもあります。
早めの対策が、女性の、そして男性のハッピー♪な毎日のカギなんですよ(^_^)
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